【 人気を集めた小さなチューニングカー 】 アバルト・マジックといわれ、チューナーとしてその卓越したテクニックを誇ったカルロ・アバルトによる傑作車の一つが、1964年にデビューしたフィアット アバルト 695 SSです。1960年代、イタリア国民の足として人気を集めた大衆車フィアット500をベースに排気量を689ccに拡大して圧縮比も高め、大型のキャブレターに変更するなどのチューニングにより38馬力までパワーアップ。足まわりも強化してトレッドを広げ、スポーツカーを思わせる機敏な走りを発揮したのです。さらに、レース用バージョンも追加され、1960年代のヨーロッパ各地のツーリングカーレースでも大活躍、700cc以下のクラスで多くの勝利を獲得したのです。そして、この栄光のネーミングは現在のアバルトのラインナップにも引き継がれています。
【 模型要目 】 ★1960年代、イタリア国民の足として人気を集めた大衆車フィアット500をアバルトがチューン。そのままレースに出られるほどの高性能を与えられたフィアットアバルト695 SSのプラスチックモデル組み立てキットです。★完成時の全長124mm、全幅59mm、全高54mm。★アバルト製ワイドホイールにセットされた大径タイヤを収めるためのオーバーフェンダーや、オイルクーラーなどを装備した、小さいながらも精悍なフォルムをリアルに再現。★アバルトチューンの2気筒エンジンも補機類まで精密に再現しました。★スピードと回転計の大径2連メーターを配置したインパネ、小径のアバルトステアリングホイール、バケットシートなど室内も見ごたえたっぷり。★オイルパンのアバルトのロゴはメタルステッカーで用意しました。