プラスチックモデルキット
CODE:4545782019681
【実車について】
第二次世界大戦ではドイツ軍は各種のハーフトラックを生産、配備しました。最もベーシックなタイプが1トンハーフトラックSd.Kfz.10でその車体をベースに作られたのがSd.Kfz.250軽装甲兵員輸送車です。デマーグ社によって開発、生産されたSd.Kfz.250は輸送、偵察のみならず、10以上のバリエーションタイプが作られました。
エンジンはマイバッハの水冷6気筒を搭載。1945年までに各タイプ合わせて6500両以上が生産されたといわれています。その中で2.8cm重対戦車銃sPzB41、通称ゲルリッヒ砲を搭載したのが250/11で、1942年の夏ごろから配備されました。sPzB41は砲身が先端に向かって細くなるテーパー状の形をした特殊な銃で、ドイツではゲルリッヒ博士が中心となって開発したことからこの名前が付けられています。砲弾の威力が高まるため口径に対して貫徹力が高いのが特徴でした。
同じ威力の砲であればゲルリッヒ砲の方が軽量な点も特徴でしたが砲身の摩耗が早いなどの欠点も持っていたのです。250/11に装備されたsPzB41は軽量砲架に搭載して車両から降ろして射撃も可能でした。
【キットについて】
2.8cm重対戦車銃sPzB41ゲルリッヒ砲搭載型のSd.Kfz.250/11を再現しました。
装甲板で覆われた独特なデザインの車体、運転席に至るまで再現された室内はもちろん、そこに搭載された小型ながら威力十分な対戦車銃sPzB41もしっかりとモデル化。全長約13cmと小型のモデルですが、内容充実のじっくりと取り組んでいただけるモデルです。
250シリーズの各車両の特徴でもある車体形状は正確にモデル化。オープントップで中が良く見える室内はシートや計器板をはじめ細部の小物も豊富にモデル化されて実感ある仕上がりが楽しめます。運転席にはドライバーフィギュア1体も付属。
履帯は立体感と仕上がりの重量感がリアルな組み立て式です。もちろん、車載された2.8cm重対戦車銃sPzB41もメカニカルに再現。銃を外して使用する際の軽量砲架もモデル化され、車体後部に搭載されています。
マーキングは東部戦線でのグロースドイッチュラント師団所属車両をセット。単品でじっくり作り込んでみるのはもちろん、情景製作にもシチュエーションをいろいろと広げて楽しんでいただけるキットです。
対戦車銃sPzB41もしっかりとモデル化
室内はシートや計器板をはじめ細部の小物も豊富にモデル化
運転席にはドライバーフィギュア1体付属
履帯は立体感と仕上がりの重量感がリアルな組み立て式
車体後部に搭載された軽量砲架もモデル化
グロースドイッチュラント師団所属車両のマーキングをセット